人間ドックは必要でしょうか。わたしは必要だと思います。一般的に手術になるような病気は早期にみつかればより楽な治療になります。症状がでてきてしまった病気はある程度進行しています。なぜなら、その病気が、臓器への影響をはじめたから症状がでているからです。症状がでる前に病気をみつけるようにしたいわけです。
無症状の病気をみつけるには心電図、レントゲンと採血だけではものたりません。つまり健康診断ではたりないことになります。人間ドックは一般的にCTや内視鏡検査がふくまれます。40歳過ぎたら、大腸内視鏡は2-3年に1回くらいでよいのでしょうが、胃カメラやCT、腹部エコー、心エコーは年に一回くらいやっても良いかなと思います。苦痛がすくなく、効果的だからです。あとは血縁関係のあるひとのなかにどういう病気があるか知っておくべきです。もしも、なにか心配があるなら、そこを集中的に調べるかなあとおもいます。
心臓病、胃がん、大腸がん、肝臓がん、膵臓がん、肺がんがカバーされることになります。女性はくわえて、乳がん検査と子宮がん検査をおすすめします。
そうするとだいたい人が死ぬほとんどの原因がカバーされることになります。リスクはゼロにはなりませんが、ある程度抑えられるでしょう。
どこの人間ドックがいいか、それはわかりません。値段が高いから、質の高いものが得られるわけではありません。検査項目が多ければ、それでカバーされる数もふえますが。
なので、わざわざ大金を払うくらいなら、毎年ちゃんとうけるのがよいと思います。かかりつけの先生に相談するのが良いでしょう。わたしなら、営利要素の低い、公的や、准公的医療機関でうけますが。