手術のあとは安静に。。。ってうそ?

入院中はいろんなことが気になるとおもいます。日本では手術前に入院して、血液検査なんかを確認してから手術に向かうことが多いですね。

アメリカなんかでは手術の日に入院して、そのままオペにむかいます。朝4時に入院ということもまれではないようです。

手術がおわると、24時間は点滴をされます。手術によりますが、通常その後、食事をはじめることが多いとおもいます。そしてカラダがむくんできます。手術後2-3日目におしっこをいっぱいだして、むくみをとります。

ドレーンとよばれるカラダ内部に通じるチューブが抜けたら、晴れて退院になります。ここで注意したいのは安静にしないことです。

手術おわったばかりなのに安静にしない!?とおもうひともいるとおもいますが、それでただしいのです。手術のあと、血が固まりやすくなって、肺につまって窒息したり、タンが肺にたまって、肺炎になったりします。また、筋肉が落ちていますから、弱くなっています。

動くことで、血液がよく流れるようになり、血がかたまるのを防いだり、肺炎を防いだりします。多くのひとは手術そのものより、肺炎で死ぬのです。退院してからの生活も楽になりますし、積極的にベッドから離れることが吉なのです。

痛いならば痛みどめをもらいましょう。そのために痛みどめの指示が医師からでているはずです。看護師さんにお願いするとでてきます。

食事をよくたべて、よく動く。当たり前のようですが、大変なことです。ですが、これができると手術の回復がかなりはやくなるでしょう。

ちなみに手術前の禁煙をすすめる論文は多数あります。

https://www.annalsthoracicsurgery.org/article/S0003-4975(09)00769-3/fulltext

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