医者の選び方。どこで手術をうけても同じではない!

手術を理解して、手術を受けようときめたとき、まずはどこの先生にかかろうかという問題がおきます。基本的には自分のかかっている病院の、もしくは提携している病院に紹介されるとおもいます。まずはそこにかかるのがいいとおもいます。情報の伝達がスムーズであることが多いですし、自分のお医者さんが信用している先生であるはずだからです。自分の患者さんにベストじゃない先生を紹介する医者はそうそういません。

説明をうけて、検査にすすんでください。でもひとつここで、私なら、手術を担当される先生をしらべてみることをするかもしれません。とくに心臓手術や食道手術、肺手術など、その施設がどれだけの数をやっているのか調べるのがいいとおもいます。

日本は多くの場合、病院内での症例のとりあいはないでしょう。若い先生が担当していてもシニアの先生が助手をしていることが多いですし、シニアの先生が担当しても若い研修医でない先生が助手を担当されることが多いとおもいます。なので、たとえ、若い先生だからといって、恐れることはありません。ただ、その施設がある手術になれているかというのはチェックしたほうがよいかもしれません。たとえ、施設がなれていなくても卓越した外科医がいることがありますが、多くの場合は手術はチームでされるもので、いろんな職種のひとがかかわります。ですので、その手術をある施設がなれているということを確認することはとても大事なことです。

いま、ランキング本などがでていて、そこで手術数などがチェックできるでしょう。もしくはホームページなどで確認することができるとおもいます。自分の病気がいったい何件その病院でされているのか、それは他の施設とくらべてどうなのかというところをみたほうがいいです。

私の専門は心臓です。心臓手術でいうならば、いくつかの種類の手術があり、それぞれで必要なスキル、経験がちがいます。ある手術が得意で、ある手術が苦手な先生が当然いるわけです。大事なことはその施設がその病気になれていることを確認することです。

正直、どの先生がベストの先生か確定するのはとても難しいです。一緒にはたらいたことのない限り、言えないとおもいます。しかし、このようにある程度のスクリーニングをかけることは有効だとおもいます。

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