外科レジデンシーにはいるのは非常に難しいです。
とくにいいプログラムにはいるのはとても難しい。
でも日本人外科医には不可能ではないとおもいます。
私個人は外科レジデンシーをしていない弱者なので、わかりますが、心臓外科をやるひとはとくに正規レジデンシーにはいったほうがいい。
なので、自分がおもう、外科レジデンシーにはいる方法を検討してみたいとおもいます。
3つの方法があるとおもいます。
1.つながりなく、アプリケーションをぶっこむ
2.個人的つながりを日本からつくる
3.個人的つながりをアメリカでつくる
1はグッドラックていう感じです(笑)やはり外国人をなんの保障もなくやとうというのは非常にリスキーですよね。考えてみてください。アメリカに十分それなりのひとがいるんです。なぜ海外からわざわざ採用しなければならないのでしょうか。すこしくらいあんまりな候補者でも国内にいたほうが、ビザ代もかからないからコストも安いし、来ない危険性もすくないし、いいプログラムは絶対にとらないとおもいます。
2.個人的なつながりを日本からつくる方法はいくつかあります。ひとつは日本にいるアメリカ人にコンタクトをとることです。日本で働いているアメリカ人外科医がいます。海軍病院にもいます。そういうところにアプローチするのがひとつの手です。
つぎの手はアメリカの先生に学会や病院見学などでコネクションをつくって、そのときにPassionをみせて、お願いする方法です。日本人のことが好きな先生とかはこれでいけるかもしれません。
3.個人的なつながりをアメリカでつくる。これはいくつか方法があります。エクスターンをする。ある病院で、いわゆる病院見学、病院実習をして、自分がそのプログラムの役にたつことをアピールするか、そこの先生と仲良くなることです。もうひとつはリサーチをする。リサーチでコネクションをつくって、なんとなくもぐりこむ。
私がおすすめするのは当然3です。むこうとしても採用しやすいですし、お互いに知ることができます。とくにリサーチはキャリアとしてすすんでおり、日本でのキャリアでもプラスなので、あまり無駄がないかもしれません。
ただ、ここでリサーチで注意しなくてはならないのは、外科のクリニカルにかかわっている先生のもとで働かなくてはならないということです。つまり、外科のクリニカルにかかわっていなければ、結局コネクションがないため、残念ながら、そのリサーチの時間は外科レジデンシーにつながりません。
とくに腫瘍外科に興味があれば、リサーチはフェローシップのアプライにも必要なので、プラスにはたらくとおもいます。たとえばDukeの外科のレジデントをみてみると、外人がちょこちょこいます。いずれもラボを通して、Publicationをつんで勝ち取ったようです
Mayoにも外人がいます。ミネソタのほかにもフロリダにもarizonaにもキャンパスがあります。Johns Hopkinsにもいます。U Marylandにもいます。
これらの施設に共通なのは”強いアカデミックマインド”です。つまり、リサーチをしてきたレジデントが多いこと、そして、実力があれば、とるということでしょう。
自分ならば、どういう経路でたどりついたか、見学にいき、聞くとおもいます。もしくは名前で検索すればどこのラボでリサーチしたかみれるはずです。つまり、そこのラボでは外科レジデントにつながるコネクションがあると考えられます。
これは私ならこうするということで、読んでいるひとおすすめするわけではありません。人生は自己責任ですから、自分で判断して決定してください。それではまた。