手術を受けるときめたら、まずは自分の病気、手術についてしらべましょう。(おぼえにくいので担当の先生にちゃんと紙にかいてもらいましょう)病気の名前をグーグル先生でしらべるといくつものwebsiteがでてきます。病院から発信されているものもあれば、個人の医師の意見、医療サイトなどあるでしょう。
まずは違う病院から発信されているものを3つ読みます。なぜならば、それは周囲の医師の目にもはいるため、ガイドラインに沿ったことがわかりやすくかかれていることが多いからです。わかりやすくかかれていなければ、ちがうサイトをみればいいだけです。患者さんの体験談は参考程度によんでおくと、どういった感じになるかがよくわかります。
英語のuptodateやwikipediaを読むのもおすすめです。英語のWikipediaはもちろんまちがっていることもありますが、だいたい正しいことがかかれています。英語で読むのはつらいので、Google翻訳をフル活用しましょう。多少へんな日本語になったとしても、読める範囲で情報をあつめることが大事です。
チェックポイントは2つで、手術を受ける基準と手術です。がんならば、進行しすぎていないことが、手術の基準になるでしょうし、心臓ならば、ある程度の機能がたもたれていて、ある程度病気が進行していることが基準でしょう。なんで自分が手術が必要かということは自分で噛み砕いて理解していると医者のいうこともわかりやすいとおもいます。検査結果をプリントしてもらってみてください。専門用語が多いですが、実際みてみるとなんとなくわかるとおもいます。そうすると自分が手術が必要なんだという気がしてきます。
手術についてはどのような手術なのか、どんなリスクがあるのか、どんな経過をたどるのかをしっておくとよいとおもいます。承諾書をとるときに日本では一個一個丁寧におしえてくれることが多いですが、覚えていることはすくないとおもいます。自分でなんとなくしっておくと、実際起きたときに心の準備ができるからです。手術自体は実際外科医に任せるしかないので、実際の手術の詳細について知っていてもあまり意味はないかもしれません。
自分のからだですから、まかせっきりにすることをしてはいけません。もちろん目の前の医師を信用はしてください。日本で医師にとっては何件手術をすることも給与にもかかわってきませんし、一部のひとを除いては不必要に手術をすすめることはないとおもいます。多くの外科の先生は好きで仕事をしていますし、患者さんがよくなることを一番の喜びにしています。しかし、だからといって、自分の命の責任を他人の手にゆだねることはとても危険なことです。また自分に何か不都合が起きたときに、驚いて恐れたり、小さい問題を過剰に心配する結果になりかねません。自分でちゃんと責任をもって自分のことを確認するほうがいいのです。