日本の外科プログラムについて

外科学会をみていて、外科研修トレーニングプログラムについてみなさんいろいろ工夫されているのがみえました。
やはり日本は”みんな同じでみんな平等”という意識があるのかなとおもいました。

個人的にはみんな同じである必要はないとおもっています。平等でなくてよくて、ある程度公平であるといいとおもいます。
まずはゴールがみんな違います。

1.がつがつと技術をできるだけ早くみにつけて、キャリアをできるだけはやくみにつけて、専門技術の高みを目指すひと
2.がつがつと技術を広くGeneralをみにつけて、いろいろなオペをできるようになるひと
3.ゆっくりとプライベートや他の仕事を楽しみながら、キャリアをゆっくりすすめたいひと
4.アカデミックを極めて生きたいひと

これが大体パターンでないかなとおもいます。
そうであるならば4つのパターンのプログラムをつくるべきだとおもいます。
要はおなじものを違うひとにもとめているから問題であるのだと。

1に関してはがんセンター、循環器センターなどのハイボリュームセンターで将来はたらいて、ひとつのスペシャリティをきわめるというルート
2に関しては地域中核病院でいろいろな手術にあたること
3に関しては中規模病院で7,8年かけてゆっくりと基本的技術をみにつけるルート
4に関しては大学病院を中心に研修し、そこで特殊な症例や研究をまじえること。

もちろんドロップアウトはあるのは前提で、ある程度のところでゴールを決めて、そこに到達できなければ、アウトすればいいのだとおもいます。

なので、地域ごとに4コースつくってあげるといいのかなと。

そんな感じで私観でした。

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