最新の手術の状況

手術を受ける際に低侵襲手術を提案されたり、ロボット手術を提案されることがあるとおもいます。もしくは何かしらの最新治療を提案されることもあるとおもいます。低侵襲手術のいいところは早く回復する、合併症がすくない、痛みが少ない、美容的にいいということがあるとおもいます。

個人としては低侵襲心臓手術を専門にしているため、低侵襲手術推進派です。しかし、通常手術のいいところもあります。これは個人の経験にもよりますし、いろんなデータがありますから、一概にはいえません。心臓手術であるならば、不測の事態がおきたときに低侵襲手術では対応できる範囲が狭いかもしれません。経験が十分にある医師が熟練されたチームでおこなわれた場合は、すでに修羅場(笑)を経験していますので、どこでどのように対処するか判断ができるとおもわれます。しかし、経験が不十分であったり、複雑な解剖である場合は低侵襲手術はむしろ悪にもなりえます。ここは十分に検討したほうがよいとおもいます。

一方ですでに出来上がった手術、標準手術が低侵襲手術であることもあるとおもいます。それはHPの手術件数をみてみると、低侵襲手術が開腹、開胸手術よりも多いときがあります。腹腔鏡下胆嚢摘出術などがそれですが、その場合、低侵襲手術が主流であるといえます。

もしも疑問におもったら、セカンドオピニオンを受けるといいでしょう。いい外科医はとくになんともおもいません。むしろ、いろんな意見を持ってきてくれるので、患者さんの理解が深まってうれしいかもしれません。

個人的には自分の分野以外であるならば、セカンドオピニオンを求めるとおもいます。自分は医者なので、いろいろな科に友達がいます。なので、友達に電話なり、メールして、どうなん?て聞いてみるとおもいます。なので、セカンドオピニオンはおすすめします。

もしも不安があれば、ご相談ください。

結局分野によりますし、個人的経験にもよりますから、外科医にある程度任せるのがいいでしょう。ただ、オプションがあるかどうか、自分がそれをほしいかどうか決めたらいいとおもいます。別に他の外科医に手術をおねがいしてもいいわけですし、日本の場合、それは患者さんが100%えらべることですから。

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