心臓の手術で歯の治療はきっても切り離せません。え、歯と心臓とおもうかもしれませんが、歯というのは結構細菌の入りやすい箇所なのです。
歯のまわりの組織は血流が多く、皮膚でおおわれている体幹とちがって、口の中は粘膜と外界が通じています。口の中が感染すると血液に細菌がはいります。血液に乗ると次に感染する先は心臓なのです。
心臓手術で埋め込む弁や血管は感染に弱く、感染したらすぐにとりかえなくてはなりません。心臓の2回目の以降の手術はそれなりにたいへんです。前回の手術の影響で心臓とまわりの組織がくっついてしまい、手術が簡単ではなくなってしまうからです。
とおいことのようにおもえますが、歯を治すことは心臓をまもることに等しいのです。歯の治療はかなり重要なこととりかいできるとおもいます。
ということで歯のチェックは年に一回はしてはどうでしょうという提案でした