留学のときに注目するポイント

留学する先がいくつか候補がでてきたときに、その中から選ぶことになります。もしくは実際にアプローチする前にどんな経験になるかアセスメントする必要があります。
選ぶうえで注目すべき点が4つあります。

1.成長できる可能性
留学という投資を考えたときに、その投資の最大のリターンは成長です。
成長とは、知識ではありません。(もちろん一部はありますが)
いま知識はどこでもひろえます。
本もあれば、動画もあれば、論文も簡単にアクセスできます
では成長とはなんでしょうか。
知識をもとにした現場経験をつむことです。
手術であれば技術や困難症例への対処、内科であれば、じっさい目の前に患者さんをむかえて、症例へとりくむことです。
限られた時間であるので、成長できる症例はどんどん取り組んでいく必要があります。
経験を数字にしましょう。経験症例数、論文数など、実際にプログラムディレクターに聞くほうがいいとおもいます。

2.ポジションの安定性
たぶん、多くの日本人の先生は留学した際に大きな支障になるのは語学です。
半年もすると改善するべきですが、半年の時間が必要となります。
半年の間に首をきられてしまうと、自分の能力をみせる前に、キャリアに傷がつく結果になります。
最低1-2年はちゃんといれることを確認したほうがいいとおもいます。
そのために、しらべるべきは過去のトレーニーでクビになったひとがいるかどうか、そして、なぜクビになったのかということをつきつめて調べる必要があります。
ちゃんとしたところだと、ちゃんとした人をやとっています。
自分が特別な人間とおもっているひともいるとおもいますが、多くのひとはそうではありません。
なので、ちゃんと目標期間いれることを確認しましょう。

3.ビザ、給与
最終目標が永住の場合、帰国が前提のビザだとどうしても将来の仕事につながりにくいです。
できれば、ビザは帰国義務のないものを交渉しましょう。
また給与は重要です。
もちろん自分や家族を養ういみもあります。
給与がもらえるということは雇う側もコストとリスクをとっています。
そのためのリターンを回収するために、成長をみまもることが多いからです。
仕事をともにするうえで、フェアな待遇は必要です。

4.卒業後ちゃんと成功するか
ネームバリューがある場所であると自分のキャリアのブランドとなり、その後のキャリアにひびきます。
いいところを卒業すると、その後の昇進にもつながります。
日本人はブランド好きだといいますが、それはみんな一緒です笑。
また卒業後の進路をチェックしてください。
あなたも卒業生のうちのひとりになります。
もちろん輝くこともありますが、輝けないこともあります。
最低限ちゃんと卒業して希望の仕事がとれることを確認しましょう。

以上4つはちゃんと確認すべき事項です。
もちろんシフトなど確認すべきですが、そこは些細なことかもしれません。
たかだか数年ですから、がんばりましょう。

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