遠くまでいってオペをうけるべきか

この質問はむしろ海外のほうが一般的ですが、私は場合によりそうだとおもいます。

まず、県内ではさすがにベストの場所をさがすべきでしょう。つまりは手術が多くて、ちゃんとしたチームがあるところです。私個人のあたまにはどういう病気にかかったら、どういう病院へ行こうというのはなんとなくイメージがつきますが、一般のひとには難しいとおもいます。

じゃあ、県外にまで行くべきか。これは状況によります。簡単な手術であれば、家族のアクセスがあるほうが、術後のサポートもうけやすいですし、地域の病院のほうが、医療費のサポートについても詳しいでしょうし、リハビリするにも施設を見附やいですよね。

ただハイリスクのものだと、これは県をまたいででも飛行機のってベストの病院にいくべきとおもいます。都内だと専門病院もありますし、ある疾患について極端に強い病院も存在しています。

どこがベストかというのも業界内でもなんとなくしかわかりません。でもなんとなくはわかります。

心臓手術だと、僧帽弁手術や、大動脈手術、2回目の手術などがこれにあたるとおもいます。もちろんバイパスや大動脈弁置換術でもちがいはでますが、その確率は上記の手術よりはすくないとおもいます。

また回復をはやくしたい、傷を小さくしたいとするひとには低侵襲手術が必要となります

リスクの大きさについては心臓外科の先生が教えてくれますし、JAPAN SCOREやSTSスコアなど、リスクを図ってくれるサイトもあります。心配だなあとおもったら、かかりつけの先生に相談したり、知り合いの医者(いれば)に相談するのがいいですね。

日本の場合、外科の先生はおおむね丁寧な先生が多いので、心配はすくないですが、自分の命なので、ちゃんと納得して決めたほうがよいとおもいます。

医療費やその他をみても海外までいってオペを受ける理由は移植でない限り、ないとおもいます。海外での移植についてはまたおいおい。

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